低額差別回答にストライキ貫徹
今年も60歳超え契約社員と非正規社員の時給制は賃上げなし東京3月15日
 
 
 NTT持ち株会社前でシュプレヒコール
 
NTTの回答状況を訴える宇佐美俊一JMITU通信産業本部委員長
 
宇佐美俊一JMITU通信産業本部委員長
NTT持ち株まえあいさつ
 
 
 今春闘でNTTグループ各社は3月14日、主要8社で一人平均1,800円と昨年よりわずか400円の上積みの低額回答を行いました。
 JMITU通信産業本部は15日、NTT各社の低額格差回答に対し、全国19都道府県48事業所で始業時より1時間のストライキに突入、貫徹しました。

 JMITU通信産業本部・宇佐美俊一委員長は持ち株前ストライキ集会あいさつで
 NTTグループ各社は、この間の団体交渉において、「経営状況は依然として厳しい」、「財務状況や事業見通しを、総合的に勘案し慎重に検討している」などとする「実質ゼロ回答」に終始し、組合員の切実な要求に対し、一切有額回答を示そうとはしませんでした。

 NTTが出した、2017年3月期の連結決算は、当期純利益では、昨年の過去最高益を、更に更新する,8001億円となり、内部留保は、当期では4,626億円も上積んで、10兆2,392億円にまで溜め込んでいます。

 しかも、株主には、毎年必ず増額配当を行ないながら、自己株取得を2015年と16年で、4,317億円、今年度には1,932億円もの取得が、行なえるほどの、ゆとりを持った経営が今のNTTです。

 この超優良の経営実態を見て、「経営状況が厳しく、財務に不安がある」と、誰が認識するのでしょうか。

 誰が同調して、闘いの矛先を納められるのでしょうか。

 この様にNTTが、率先して社会的責任を果たさず、実質賃金の低下に手を貸し、労働者に背を向け「更に格差拡大だけに目を向けた、0.7%程度の超低額回答」では、到底、納得できるものではありません。と発言しました。

 主催者あいさつをJMITU中央本部・三木陵一中央闘争委員長が、全労連・小田川義和議長、東京地評・東京春闘共闘会議・荻原淳議長、郵政産業労働者ユニオン・兼子隆 )中央執行委員が激励あいさつにをおこないました。
 
 
 
激励あいさつをする全労連・小田川義和議長
 
 
 激励あいさつをする東京地評・東京春闘共闘会議・荻原淳議長
 
 
激励あいさつをする郵政産業労働者ユニオン・兼子隆中央執行委員