9条を守れと6万人
3000万署名で改憲ストップ東京5月3日
 
 
 9条改憲NO!5・3憲法集会でプラカードを掲げる参加者=5月3日、東京・江東区
 
 
 
 9条改憲NO!5・3憲法集会後、デモ行進に参加したJMITUの仲間のみなさん=5月3日、東京・豊洲
 
  5月3日の憲法記念日に、安倍内閣がねらう9条改悪を阻止しようと全国各地で集会やデモが行われました。

 東京・有明では「9条改憲NO!平和といのちと人権を!5・3憲法集会」に昨年より多い6万人が参加しました。 
 
改憲に58%が反対している 
 
 会場の東京臨海防災公園には「9条改憲NO!」のプラカードを持った人でうめつくされ、学者や市民が次々とスピーチしました。

 主催者を代表して高田健さんは、「世論調査では安倍政権下での改憲に58%が反対している。

 私たちの力で安倍政権を倒す以外にない」と呼びかけました。 
 
 一橋大学名誉教授の山内敏弘さんは、「安倍首相は憲法に自衛隊が明記されても何の変更もないというが、明記すれば集団的自衛権の行使の全面容認になる。

 堂々とウソをつく安倍首相に改憲を論ずる資格はない。

 一日も早く退陣してもらおう」と訴えました。 
 
  ジャーナリストの竹信三恵子さんは、「現憲法は生存権、男女平等、勤労権、労働三権が定められ、国民生活を守るために戦争をしてはいけないとされた。

 9条がなくなれば軍事費は増える。

 医療、福祉、教育をよくするには9条を守らなくてはできない」と述べました。
 
1350万人の署名が集まる 
 
 昨年から始まった「安倍9条改悪NO!全国統一署名」の集約が1350万人分を突破したと「9条改憲NO!全国市民アクション」の長尾ゆりさん(全労連副議長)が報告。

 「この広がりが改憲スケジュールを大きく狂わせ、9条改憲の歯止めになっている。

 3000万人を集めきり、安倍政権を退陣に追い込み、改憲発議をとめよう」とよびかけました。 
 
 集会には5野党の党首が連帯のあいさつをし、壇
上にそろいました。 
 
海外で戦争する自衛隊にするのか 
 
 安倍首相が書き込もうとしている「自衛隊」は、災害救助で頑張る自衛隊ではありません。

 集団的自衛権を行使して、海外で米軍と一緒に武力を行使する自衛隊です。

 「戦力を保持しない」と決めた9条2項が空文化されてしまいます。

 世界の中でもトップレベルの日本国憲法を守るために「安倍9条改憲NO!」の署名で改憲をやめさせましょう